格安でプロ講師の映像授業を受けることができると話題になっているのが「スタディサプリ」です。スタディサプリの映像授業は、東進やマナビスといった大手予備校の映像授業に引けをとらないクオリティだという声も出ています。
その一方で、「スタディサプリだけで大学受験を乗り越えられるのか」「長続きしないのでは」といった声が挙がっているのも事実です。
そこで本ページでは、スタディサプリが大学受験で実際に役立つのかどうか、これまで1000人以上の受験生を指導してきた塾講師が徹底解説していきたいと思います。スタディサプリのサービスの特徴、実際に掛かる費用、スタディサプリの向き不向きについてなど詳しく見ていきましょう。
そもそもスタディサプリとは?
みなさんは、プロ講師の授業を手軽に格安で受けられたら良いなと思ったことはありませんか? そんな願いから作られたネット予備校が「スタディサプリ」です。
プロの予備校講師によるハイクオリティな映像授業をオンライン上で格安で提供しています。実際、毎年約30万人もの利用者が、スタディサプリの有料会員となっています。
上の授業は、スタディサプリのエース的存在である英語の関先生の講義です。この短い動画からだけでも、英語を知識としてではなく理屈でとらえていく授業を展開しているのが分かります。さまざまな英語講師をこれまで見てきましたが、関先生ほど英語をロジカルに教えてくれる人はそうそういません。
スタディサプリでは、関先生以外にもすべての科目で、プロの予備校講師の授業を格安で受けることができます。
授業後には、「確認テスト」と呼ばれる授業の内容を復習できる簡単なテストがあり、授業の理解度を確かめるシステムになっています。
上の写真は、スマホで確認テストを受けた時の写真になります。左側が問題で、右側が解説です。
授業と確認テストのサイクルを回していくことで、授業を進めていく仕組みになります。この映像授業が基本にあった上で、スタディサプリでは、大学受験生向けに、「ベーシックコース」と「合格特訓コース」の2コースが用意されています。以下に各コースについて説明していきます。
【ベーシックコース】とにかくコスパ最強!
「塾の費用をとにかく安く抑えたい」「スタディサプリを試しにやってみたい」という人には、「ベーシックコース」はピッタリのコースです。
ベーシックコースの最大の魅力は、月額1,980円でスタディサプリの映像授業がすべて見放題であることです。1年間で換算すると、たったの¥23,760円しか掛かりません。
一般的な塾・予備校と比較した場合、年間で約50万円もお得という調査結果も出ています。
上の図では、一般的な塾・予備校の費用が53万円と出ていますが、もし大学受験を専門とする大手予備校に通う場合、実際には100万円近くかかることもザラではありません。結局、大手予備校に通うと、夏休みの勉強合宿や夏期・冬期などの講習授業といったオプションの部分でお金がかかってしまうのです。
しかし、スタディサプリのベーシックコースであれば、大手予備校の約50分の1の値段で大手予備校と同じクオリティの映像授業を見ることができます。塾に行くお金がないという人でも、月額1,980円(税抜)なら始められるはずです。
とにかく、塾費用を安く抑えて、第一志望の大学に合格したいという人には、もってこいのコースとなっています。
【合格特訓コース】本気で勉強したいならこのコース!
「スタディサプリを軸にして受験勉強を頑張りたい」と考えている人におススメなのが、「合格特訓コース」です。合格特訓コースでは、映像授業受け放題に加えて、学習を進めていく上でのさまざまなサポートを受けることができます。
その中で特筆すべきなのが、自分専用の学生コーチがついてくれるサービスです。コーチ陣は、東大・京大・東工大・一橋・早稲田・慶應といった一流大学の現役学生で構成されています。
「合格特訓コース」を利用すると、まずコーチとスタディサプリ内のチャットを通じて今の学力や学習状況を共有します。その情報を踏まえた上で、コーチは以下の3つのサポートを行ってくれます。
- 志望大学を見据えたオリジナルの勉強計画作り
- 日々の学習の進捗状況をチャットでチェック
- 勉強方法や問題の疑問&お悩み解消
① 志望大学を見据えたオリジナルの勉強計画
スタディサプリを始めて最初に困るのが、映像授業の講座のレベルが分からず、どの講座から始めたら良いのか分からないことです。しかし、合格特訓コースでは、自分の学力や志望校にあった講座を紹介してくれるため、その心配がありません。
さらに、各講座にあったおススメの参考書もコーチが紹介してくれます。たとえば、早稲田大学を志望している人の場合、「高2トップ&ハイレベル英語<文法編>」という授業と同時に、「UPGRADE/アップグレード英文法・語法(PRODIGY 英語研究所)」も平行してやると良いよと、薦めてくれます。
② 日々の学習の進捗状況をチャットでチェック
合格特訓コースでは、「今週やること」と「今週やったこと」をコーチにチャットで報告するシステムになっています。その報告に対して、コーチは、「計画の修正の仕方」「来週の計画のポイント」などをアドバイスしてくれます。
下の図は、合格特訓コースに申し込むと、コーチからチャットで送られる「コーチ活用ガイド」です。ここに、どういった形式でコーチに報告すればよいかが書かれています。
図にある通り、1週間の計画を「やること」と「やったこと」に分けて紙に書き、その写真をチャットでコーチに報告していきます。
この報告システムの狙いは、「毎週やることを計画し、着実に実行して、振り返る」ということを意識的にやってもらうことにあります。紙に書いてコーチに報告することで、何をどのくらいやったかを可視化でき、冷静に自分の学習状況を把握できるようになるのです。
スタディサプリでは、自分の置かれた状況を客観的に把握して勉強計画を立てる能力が、第一志望校合格には必要不可欠と考えています。自分の勉強計画や進捗状況を的確に把握しつつ、コーチに計画の修正もしてもらいながら、勉強を進めることができるのです。
③ 勉強方法や問題の疑問&お悩み解消
勉強での疑問や、受験に対する不安・悩みについて、チャットを通じてコーチに相談することができます。「授業動画でつまずいた」「問題集の解説が分からない」「どうしようもなく不安になってきた」など、どんな質問に対しても考え方や解き方を教えてくれます。
上の例は、映像授業の確認テストで出てきた問題をチャットでコーチに質問している様子です。
勉強に関することはもちろんですが、大学や進路のことについても話してくれるコーチもいます。また、受験生のときにどんな勉強をしていたかについても、聞けば話してくれるので、勉強のペースメーカー的な役割にもなってくれるのです。
このように、合格特訓コースは、「映像授業」+「コーチの指導」といった内容になっており、ベーシックコースよりも手厚いサービスを提供しています。そのため、合格特訓コースの価格は、月額9,800円(税抜)で、年間で117,600円(税抜)と、ベーシックコースと比べると高くなります。
しかし、大手予備校の費用と比べるとそれでもかなり安いです。一般的な塾・予備校なら夏期講習や冬期講習1回分で、合格特訓コースの年間費用を上回ることもあります。
上の図を見れば分かるように、塾・予備校の5分の1の値段で、大手予備校レベルのサポートを受けつつ、一流講師の授業を視聴できます。スタディサプリを受験勉強の軸にして、第一志望校合格を目指すのであれば、合格特訓コースはおススメです。
スタディサプリを始める前に要チェック! 月謝以外にかかる費用は?
「ベーシックコース」「合格特訓コース」の費用は、上記で紹介したように格安の値段設定になっています。また、入会金は0円で、追加で参考書を押し売りされることもないので、基本的には月謝以外の費用は掛かりません。
ただし、場合によっては、「教材費」「アプリ手数料」「スタディサプリLIVE授業料」で費用が掛かることがあります。
教材費
スタディサプリでは、テキストの無料ダウンロードが可能です。そのため、テキストを印刷してしまえば、コピー代しか掛かりません。しかし、冊子のテキストがほしい場合には、別途料金が発生するので注意が必要です。ほとんどの講座で1講座につき2冊分のテキストがあり、1冊1200円となっています。
アプリ手数料
スタディサプリの申し込みをiOSアプリで行うと、Appleの手数料がかかってしまうので注意しなければいけません。たとえば、「ベーシックコース」をアプリから申し込んだ場合、通常の1,980円にAppleの手数料が追加されてしまいます。
高いからと言って特別なサービスが受けられる訳ではないので、必ずWeb上から申し込みを行いましょう。その後に、アプリをインストールすれば、手数料をかけずにアプリの使用も可能です。
スタディサプリLIVE授業料
スタディサプリLIVE授業とは、スタディサプリの講師が授業を生配信しているサービスです。スタディサプリの講習授業にあたるもので、絶対にとらなければいけないものではありません。
ただ、スタディサプリだけで受験勉強をする人は、スタディサプリLIVE授業の受講は考えておく必要があるでしょう。
スタディサプリのメリット
低価格だからこその手軽さ
言うまでもありませんが、高品質の映像授業を低価格で受け放題なのがスタディサプリの特徴です。低価格で授業が受け放題であることの最大のメリットは、簡単に始めることができれば、簡単に辞めることもできる点です。
費用が安い上にすべての講座を受け放題なので、手軽に始めることができ、その上で自分にとって本当に必要かどうかを吟味することができます。
もしスタディサプリを使ってみて、うまく使えなかったり満足いかない部分があったりして辞めたとしても、そこまでの金銭的な負担はありません。
これが、東進や河合塾などの大手予備校の場合だと、最初に支払う費用が高額になるため、辞めようにも実際に行動に移すのはなかなか難しくなります。しかも、1講座ごとに費用が掛かっているため、最初の講座選びも慎重にならなければいけません。
その点、スタディサプリは月額定額制で映像授業の講座が受け放題なので、講座を選ぶのも、合わなければ辞めるのも自由です。
さらに、当サイトからスタディサプリを申し込めば「ベーシックコース」と「合格特訓コース」を14日間だけ無料体験できます。
その14日間は映像授業が受け放題なのはもちろんのこと、「合格特訓コース」では自分専用のコーチがついて指導してくれます。もしスタディサプリが気になっているのであれば、14日間の無料体験を利用してみましょう。
スマホやiPadですべてが完結する
スタディサプリの良いところは、映像授業の受講や、学習管理、コーチとのやり取りなどがすべて、スマホやiPadで完結することです。
スタディサプリのほぼ全てのサービスが、スマホやiPadを通じて行われるので、いつどこにいても利用できます。
自分のペースで勉強を進められるので、通学や部活に時間がかかっていて、なかなか勉強の時間が取れない人にはおススメです。
また、スタディサプリのスマホアプリ(Appストア、Googleストア)をインストールすると、使いやすさが格段に上がります。アプリの方が、Webに比べて起動時間が短く、画面のデザインも分かりやすいため、すぐに使いこなせるようになるはずです。
さらに、アプリでは、右下図のように講義の下にテキストを映すことができます。
これは、Webにはない機能です。画面上でテキストを映すことができれば、電車内など、テキストを開きにくい場所でも映像授業を見て勉強することができます。
アプリを使う注意点として、前述したように、iOSアプリ内でスタディサプリの申し込みを行うとAppleの手数料が発生してしまうので、申し込みだけはWeb上で行うようにしましょう。
スタディサプリのデメリット
スマホやiPadで勉強に関係ないことをしてしまう
みなさんは、テスト期間中に、勉強していて分からないことをスマホで調べていたら、いつの間にかLineやTiktokを開いていたという経験はないでしょうか?
先ほどスマホやiPadですべて完結するのがメリットだと説明しましたが、スマホやiPadを通して勉強するのは、勉強以外の誘惑に負けてしまう可能性をはらんでいます。
スマホやiPadには、LineなどのSNSや、スマホゲームなどついつい開いてしまうようなアプリが入っているはずです。最初はスタディサプリを開いて勉強しようと思っていたのに、そういった誘惑に負けてしまい、いつの間にか時間がたってしまうことはよくあることです。
実際、私が個別指導塾で教えていたときに、スタディサプリを利用していたものの長続きしなかった生徒がいました。その生徒は、スタディサプリの授業を受けるたびに、息抜きとしてスマホゲームをしており、結果として勉強がまったく進んでいませんでした。
スタディサプリをやることで、逆に悪影響がでていたのを本人も自覚していたため、結局わずか1ヵ月で退会することになったのです。
こういった事態に陥ってしまうのは、SNSを見たり、ゲームをしてしまったりする人が悪いのもあります。けれどもそれ以上に、誘惑がすぐそばにある環境で勉強すること自体が、かなり難しいことであると認識しなければいけません。
コーチとの連絡方法がチャットしかない
スタディサプリで「合格特訓コース」をとった際のデメリットとして、勉強のサポートをしてくれるコーチと、チャットでしかやりとりができない点が挙げられます。
「合格特訓コース」では、チャットを通してコーチに勉強方法や分からない問題を質問することができます。
しかし、連絡方法がチャットのみなので、質問を上手に伝えられなかったり、やりとりに時間がかかったりするなどの不便が生じてしまうのです。
実際、言葉では簡単に説明できる質問でも、それを文章化しようとすると難しく感じるはずです。たとえば、数学の図形やグラフに関する質問は、図示しながら口で説明した方が、簡単にかつ正確に説明することができます。
一応、スタディサプリのチャットの機能として、写真を送信するのも可能ではありますが、それでも説明しにくい質問はあると思います。
また、コーチは多くの生徒とやりとりを行っているために、コーチからのメッセージは1日に平均で1、2回しか来ません。そのため、納得のいく回答が得られない場合は、ほしい回答を得るまでに、さらに何日も待たなければいけない状態が発生してしまいます。
特に勉強方法に関する質問で、そういったタイムラグが発生してしまうと、勉強が進まず、時間の無駄になってしまいます。優秀な学生のコーチからいろんなアドバイスをもらえるのが魅力ではあるものの、こういった欠点があることも、始める前に知っておいた方が良いでしょう。
どんな人に向いているのか
地方在住で周りに通える塾がない人
学校や家の近くに良い塾がなくて困っている人には、スタディサプリは断然おススメです。ネット環境があれば、どこでも授業を見ることができるため、わざわざ遠くの塾・予備校に通う必要がありません。
ただ、「ベーシックコース」と「合格特訓コース」のどちらにするかで迷っている人はいると思います。どちらのコースをとるのかは、スタディサプリを受験勉強の軸にするかどうかで判断しましょう。
「一部の教科をスタディサプリでやりたい」「志望校対策の授業を受けたい」など、短期的な利用を考えている人は、「ベーシックコース」で十分です。
スタディサプリを塾・予備校と捉えずに、ネット経由の参考書くらいに考えてしまいましょう。1ヵ月で受講を受けきってしまえば、1,980円の参考書を買って勉強したのと同じになります。
一方、長期間でスタディサプリの利用を考えている人は、「合格特訓コース」の利用をおススメします。長期間利用する場合、スタディサプリを有効活用するためにも、コーチの存在は必須だからです。
コーチはスタディサプリの講座を元にして勉強計画を一緒に立てて、管理してくれるため、スタディサプリを使って結果を出すまでの案内役になってくれます。スタディサプリを無駄なく最大限に活用するなら、コーチの力を借りることができる「合格特訓コース」を利用すべきです。
費用をとにかく安く抑えたい人
費用が圧倒的に低価格であるスタディサプリですが、「お金をかけずに勉強したいけど、塾に通いたい」という人は、スタディサプリの14日間の無料体験から始めてみるのをおススメします。
スタディサプリは、費用が格安なため安易に始める人が多いのですが、使いこなせなければ意味がありません。
スタディサプリは、格安の塾というよりも参考書に近いサービスです。本屋に行って中身を見ないで参考書を買う人はいないと思います。
それと同じように、スタディサプリを始める前提としていても、まずは14日間の無料体験で本当に使えるサービスなのかを吟味してみてください。もしそこで、「使いにくいな」と思えば、安いからと言って無理に続ける必要はありません。他に自分に合った勉強法があるはずなので、他の方法についても検討してみるべきです。
逆に、無料体験を通じて、「スタディサプリは使える」と思えば、ベーシックコースから始めてみると良いでしょう。ベーシックコースをとって1~2ヵ月の間上手に活用できたなら、合格特訓コースに移行すべきです。というのも、その時点で一人である程度使いこなせているので、合格特訓コースのコーチ制度も十分活用できる見込みがあるからです。
合格特訓コースも値段が高くなるとはいえ、それでも一般的な塾・予備校に比べたら、塾費用は安いです。大学受験を乗り越えた学生コーチと共に勉強していく方が、学習効率が上がることを考えれば、合格特訓コースは十分に費用に見合っています。
このように、塾費用で無駄にお金を使わずに、志望校合格を考えるなら、無料体験 → ベーシックコース → 合格特訓コースと、段階的に課金していくのをおススメします。
当サイト経由でお申し込みすれば14日間の無料体験ができます。スタディサプリが、今後お金をかけて使えるサービスなのかを検討してみましょう。
塾・予備校でとっていない科目を勉強したい人
現在、塾・予備校に通っている人の中には、社会や理科など一部科目で、塾・予備校ではやらない科目がある人もいるかと思います。
その中で、「通っている塾・予備校で習わない科目を学びたい」と考えている人は、スタディサプリの「ベーシックコース」を掛け持ちするのがおススメです。
掛け持ちとして、スタディサプリをおススメする理由は、低価格な上に、コンテンツ的にも他の塾・予備校と併用しやすいからです。
スタディサプリは、映像授業をいつどこでも受けることができるため、他に通っている塾・予備校の予定に合わせることができます。「ベーシックコース」なら、自由に計画を組むことができますし、仮にあわなかったとしても、金銭的には大きな痛手にはなりません。
しかも、スタディサプリは、他の塾・予備校と比べると営業を受けることが少ないので、そういった意味でも掛け持ちに適しています。
どんな人に向いていないのか
普段からスマホを手放せない人
スタディサプリのデメリットでも挙げたように、勉強中に、ついついスマホをいじってしまう人にはスタディサプリは向きません。スタディサプリの授業がどんなに良かったとしても、学習環境が整っていなかったら学力は絶対に伸びないからです。
たとえば、スマホで授業を見ている最中に、Lineのメッセージ通知が来たら、開いて内容を見たくなってしまいますよね。
一度ラインを開いて、そのメッセージの返信をしてしまうと、また、その返事が返ってきて授業を受けきることができなくなります。仮に返信を授業後にしたとしても、その友達からのメッセージが気になって授業に集中できません。
「SNSの通知をOFFにしておけば良いのでは」と思った人もいるかと思います。しかし、スマホで授業を見終わった後に、なんとなくSNSを開いてしまうことはよくあることです。なんとなくSNSのアプリを開いたら、いつの間にか、かなりの時間が経っていたなんてこともあるでしょう。
結局のところ、スマホを手放せない人が、スマホを使って勉強するというのは、漫画やゲームを横において勉強しているのとまったく同じことなのです。そういった人は、スマホを利用したスタディサプリのような学習環境は合いません。スマホの電源を切って、勉強に集中できる環境に身を置いて受験勉強をしましょう。
プレッシャーのかかる浪人生やメンタルが弱い人
受験勉強でメンタル的なサポートを望んでいる場合は、スタディサプリの利用はおススメできません。特に、浪人生やメンタル面で弱い人は、Web上ですべてが完結してしまうスタディサプリだけで勉強していくのは厳しいです。
スタディサプリでは、コーチが受講生をサポートするコースとして「合格特訓コース」があります。しかし、「合格特訓コース」では、サポートしてくれるコーチと、チャットでのやりとりしかできません。
チャットだけのやりとりでは、自分の悩みに対してコーチがどれだけ真剣になって答えてくれているのかが見えず、結局不安が解消されないままになるケースが多いです。
さらに、自分の悩みをチャットで相手に伝えるのも難しいと言えます。メンタル的な不安は、漠然としたものが多く、文章で表現するのが難しいからです。
実際、私の生徒で、スタディサプリから通塾に切り替えてきた浪人生がいましたが、その生徒がスタディサプリを辞めた理由は、メンタル面のケアが不十分だったからでした。
その生徒は、「チャットでは、深いところまで話し合うことができず、たまに自分のことをきちんと見てくれているのかと不安になることがあった」と語っていました。
このように、塾・予備校と比べると、スタディサプリはメンタル的なサポートの質はそこまで期待できないです。勉強以外のメンタル的な部分で、塾・予備校に頼ろうとしている人は、スタディサプリでは物足りなく感じてしまうかもしれません。
まとめ
以上が、スタディサプリの紹介になります。上記で説明したように、スタディサプリには、メリット・デメリットもあれば、人によって向き・不向きもあります。
スタディサプリを使って第一志望校に合格するには、自分の学習スタイルに合ったサービスなのかを判断することが重要です。
当サイト経由からお申込みいただければ、「ベーシックコース」「合格特訓コース」それぞれ、14日間の無料体験サービスを受けることができますので、それから始めてみることをおススメします。
スタディサプリは、塾・予備校のように無料体験を行ったら、しつこい営業を受けるわけではありません。無料体験だけの場合であっても、スマホ上で簡単に退会手続きをすることができます。
スタディサプリに少しでも興味があるのなら、無料体験を受けて、自分にあったものなのか判断してみましょう。もしスタディサプリがあなたの学習スタイルに合っているのであれば、第一志望校合格に近づくはずです。
当サイトでよく読まれている記事3選
受験勉強を始めようと思って塾・予備校を調べてみても、どこの塾が自分に合っているのかって分からないですよね?
実は、大学受験で第一志望校に合格するためには、どこの塾・予備校に通うかはそこまで重要ではありません。
というのも、100%合格させてくれる塾・予備校などこの世に存在しないからです。
むしろ、その塾・予備校の授業やシステム、スタッフを使ってどれだけ質の高い学習習慣を身に付けられるかに合格はかかっています。
私は、過去に大学受験の塾・予備校2社で、生徒に指導を行ってきました。その中で、志望校に合格した生徒は皆例外なく、塾・予備校を使い倒すことで、質の高い学習習慣を身につけている人達でした。
彼らは、塾の自習室に毎日通ったり、分からないところを徹底的に講師に質問したりするなど、塾の費用以上に塾に価値を見出していたのです。
ただ、これは塾・予備校にそういった質の高い学習習慣を身につけられる環境があってこその話になります。
第一志望の大学に合格するためにも、まずはどの塾・予備校でどんな授業、どんなサービスを行っているのかを知ることは重要です。それを頭に入れた上で、この塾でなら質の高い学習習慣を身につけられると思える、自分に合った塾を選びましょう。