集団塾で伸びる人と個別指導塾で伸びる人の見分け方

集団個別向いている

これから塾選びをしようとするとき、集団塾と個別指導塾のどちらに通うかを悩む人は多いと思います。

実際、私が働いていた予備校(集団塾)で、「この生徒は個別指導塾に通ったほうが、もっと学力を伸ばせたのではないか」と思うことはよくありました。また、個別指導塾で働いていたときも、同じようなことを思うことが多くありました。

このように私の経験上、集団塾と個別指導塾のどちらに向いているのかを知ることは、志望校合格や進学を目指す上でかなり重要になります。今回は、どんな人が集団塾で伸びるのか、またどんな人が個別指導塾で伸びるのかを紹介していきます。

集団塾で伸びる人の特徴

集団塾に通って学力が伸びる人は、普段の学校の授業で先生が説明していることをすぐに理解できる人が多いです。

集団塾の授業は、個別指導塾の授業のように1人1人のペースに合わせないため、授業で先生の説明をすぐに理解できることが重要になります。

さらに、先生の説明をすんなり理解できているので、生徒によっては学校の授業のレベルが低くて、退屈に感じている可能性もあります。そういった生徒にとっては、学校よりもレベルの高い集団塾の授業がよりおもしろく感じられるのです。

かつて、私が働いていた予備校(集団塾)の生徒で学力が伸びていた人のほとんどは、学校の授業は聞けば分かる生徒たちでした。

彼らにとっては、予備校(集団塾)に通う辛さよりも、塾の授業でより深い内容を学べる楽しさの方が上回っているように見えました。その証拠に、彼らと話していると、「塾に通い始めてから勉強がおもしろくなってきた」と言っている生徒が多かったです。

このように、学校の先生が授業で説明していることを理解できる生徒は、集団塾に向いていると言えます。

集団塾に向いている人は成績優秀者だけなのか

「学校の先生の説明を理解できる人」と言うと、「その学校の成績優秀者なのでは?」と思う人もいるかもしれません。しかし、全員が成績優秀者であるわけではなく、先生の説明は理解できるけれども、成績は全く良くない生徒も思いのほか多くいます。

たとえば、部活で疲れて授業中寝てしまい成績が悪い人や、偏差値の高い学校にいて周りのレベルが高いために、相対的に見たら成績が良くない人がいます。他にも、学校のテストでは良い点数をとれるけど、提出物をまったく出さない人などがいるのです。

このような人たちは、授業で先生の話を聞けば理解できるものの、先生の話を聞いていなかったり、何らかの原因で成績が良くなかったりします。

しかし、彼らは学校では成績が悪くても、集団塾の授業についていけるだけの素地はあるので、しっかりと学力を伸ばすことができるのです。

つまり、学校の成績が悪かったり、模試で良い点数がとれていなかったりすることは、まったく関係がありません。普段の授業で先生の説明を理解できる力があるかどうかで、集団塾で伸びるかが決まるのです。

個別指導塾で伸びる人の特徴

集団塾で伸びる人の特徴とは反対に、学校の授業で先生の説明を理解できないときがある人が個別指導塾に向いています。

このような生徒は、テスト前に一生懸命勉強しても結果が出ない生徒が多いです。なぜなら、問題の演習量が足りないのではなく、教科書に書いてある内容を理解できていないからです。

すなわち、学校の授業の進むスピードが速すぎて、教科書に書いてある内容を理解する前に次の内容に進んでいる状態になっています。

個別指導塾であれば、1人1人に合わせて授業が進むので、生徒が確実に授業の内容を理解してから内容を進めていきます。教科書に書いてある内容を理解することができれば、あとは問題演習を行っていくだけなので、一気に学力を伸ばすことができるのです。

かつて私が個別指導塾で働いていたとき、塾では学校の授業についていけず苦労している生徒が多くいました。しかし、そういった生徒ほど、定期テストの点数を上げることは簡単だったのです。

なぜなら、塾に入る前まで、彼らは教科書に書いてある内容をよく理解できずに、テスト勉強を行っていたからでした。たとえば、三角形の合同を証明する問題で、三角形の合同条件を知っていても、証明の書き方を理解していなかったら問題は解けません。

彼らが教科書の内容を理解できるように、彼らのペースに合わせて授業することで、すぐに点数が伸びていきました。個別指導塾の広告で「塾に入ってテストの点数が50点上がりました!」と書いてあるのをよく見かけますが、教科書の内容を理解できるようになれば実際にそれくらいの点数を伸ばせるのです。

個別指導塾に向いている人は成績が悪い人だけなのか

「学校の授業で先生の説明を理解できない人」と言うと、単純に学校の成績が悪ければ個別指導塾に向いていると考えてしまうかもしれません。しかし、学校の成績が良かったからといって、学校の授業で先生の説明をきちんと理解しているとは限りません。

授業の内容を理解したのではなく、先生の出したプリントを一生懸命覚えてテストで良い点数をとった人や、テスト以外の先生の評価がやたら高い人などがいます。

そういった生徒は、いつか苦手な分野がテスト範囲に来たときや受験のときに痛い目をみることになります。さらに、集団塾に通っても授業についていくことができず、思うように学力を伸ばすことができないでしょう。

このように、学校の授業で先生の説明を理解できているかで、個別指導塾に向いているか判断することが重要になります。

 

以上が、集団塾で伸びる生徒と個別指導塾で伸びる生徒の見分け方になります。学校の授業で先生の説明をその場で理解できるのであれば、集団塾の授業で学力を伸ばすことができます。逆に、学校の授業で先生の説明についていけないことがある場合は、個別指導塾の授業で自分のペースで勉強していくのが良いです。

みなさんは、自分が学校の授業を理解できているか振り返ってみて、集団塾と個別指導塾のどちらに合っていそうでしょうか?

集団塾と個別指導塾のどちらに通うか決めることは、失敗しない塾選びの大事なステップになります。自分に合っていない塾に入って、学力が上がらなかったとしたら、塾の授業料がムダになってしまいます。

まずは、集団塾と個別指導塾のどちらに向いているか判断して、自分の学力を伸ばしてくれる学習塾を選んでいきましょう。

受験勉強を始めようと思って、塾・予備校を調べてみてもどこの塾が自分に合っているのかって分からないですよね?

実は、大学受験で第一志望校に合格するためには、どこの塾・予備校に通うかはそこまで重要ではありません。

というのも、100%合格させてくれる塾・予備校などこの世に存在しないからです。

むしろ、その塾・予備校の授業やシステム、スタッフを使ってどれだけ質の高い学習習慣を身に付けられるかに合格はかかっています。

私は、過去に大学受験の塾・予備校2社で、生徒に指導を行ってきました。その中で、志望校に合格した生徒は皆例外なく、塾・予備校を使い倒すことで、質の高い学習習慣を身につけている人達でした。

彼らは、塾の自習室に毎日通ったり、分からないところを徹底的に講師に質問したりするなど、塾の費用以上に塾に価値を見出していたのです。

ただ、これは塾・予備校にそういった質の高い学習習慣を身につけられる環境があってこその話になります。

第一志望の大学に合格するためにも、まずはどの塾・予備校でどんな授業、どんなサービスを行っているのかを知ることは重要です。それを頭に入れた上で、ここでなら質の高い学習習慣を身につけられると思える、自分に合った塾を選びましょう。