個別指導塾の講師のレベルで気をつけたいこと

個別指導塾 講師 レベル

個別指導塾に通うことを検討するとき、個別指導塾の講師の質について考える人はいると思います。個別指導塾がいたるところにあるため、生徒をきちんと教えられるだけの能力を持った講師がすべての塾にいるのか疑問に思うのは当然です。

残念なことに、実は個別指導塾では生徒に教える能力がないにもかかわらず、生徒に指導している講師がいます。今回は個別指導塾の講師の実態がどうなっているのかについて紹介していきます。

講師の専門教科でない教科を教えている場合

個別指導塾によっては、講師の専門教科でない科目を生徒に教えている場合があります。このとき、講師は片手に問題の解答・解説を持って、それを読んで生徒に指導しています。

もちろん、その講師も学校の授業で習ったことのある教科であることは多いです。また、その講師の専門教科ではないからといって、必ずしも生徒の学力が伸びないわけではありません。

しかし、過去にその教科をものすごく勉強した講師と、解答を読み上げているだけの講師では、どうしても教えるときに差がでます。

ある個別指導塾で数学が専門の講師に中学の数学を習っていたとしたら、解答を読み上げるだけでは分からないことを教えてくれるでしょう。たとえば、数学のその問題を解くときのポイントは何かや、高校受験や学校の定期考査での頻出度などです。

ではなぜ専門でない教科を教える講師がいるのかというと、たいていの場合その塾にその教科を教えられる講師の数が少ないことが原因となります。

個別指導塾の講師の数が足りないのであれば、生徒を受け入れるのをやめれば良いのではと思った人もいるかもしれません。しかし、多くの個別指導塾では、過去にちょっとでも習っていた講師がいれば、経営上の理由からどんどん生徒を受け入れてしまうのです。

自分から進んで専門科目以外の科目を教えようとする講師はいないので、個別指導塾の対応によるところが大きくなります。

かつて、私が働いていた個別指導塾では、日本史を専門にしている講師はいなかったのですが、日本史の授業をとっている高3の生徒がいました。当時は、塾の生徒数が少なかったため、教えられる講師がいなくても生徒を入れていたのです。

その生徒を教えていた講師は、その授業の前夜に授業でやる範囲のところを予習して、なんとか授業をこなしていました。しかし、そのような方法では生徒から不意に質問がきたり、どこが試験に出やすいのか聞かれたりすると対応することはできません。

結果として、その生徒は推薦入試で第一志望校に合格できたので良かったのですが、もし一般入試で受けていたら合格は厳しかったでしょう。

以上のように、専門科目でないにもかかわらず、生徒に教えている講師がいます。この場合、講師が悪いわけではありませんが、その個別指導塾の対応が講師の質を落としているのは確かなのです。

講師の学歴が自分の志望校よりも低い場合

個別指導塾に通うと、自分の目標としている志望校よりも学歴の低い先生に教わる場合があります。教えてくれる講師の学歴が自分の志望校よりも低いと、最終的に志望校に合格することは難しいです。

自分の志望校よりも講師の学歴が低ければ、その講師がその志望校に合格できるだけの知識量を与えることはできないからです。

以前、私が働いていた予備校で、ある個別指導塾から転塾してきた高2の生徒がそのような状態になっていました。その生徒が教わっていた個別指導塾の講師が、たまたま私の元教え子だったのです。

最初、その生徒から「元教え子に教わっていた」と聞いたとき、元教え子の学力からすると、生徒を合格まで導くのは不可能だろうと思いました。なぜなら、その生徒の志望校の偏差値は60~62でしたが、元教え子の通っている大学の偏差値は48~55だったからです。

結局、その生徒は元教え子の人柄は好きだったものの、受験のことを考えて予備校に転塾してきたそうです。実際、元教え子がどんなに上手に教えていたとしても、合格に必要な知識量を持ち合わせていなければ生徒に知識をつけさせることはできません。

当然、「個別指導塾はなぜ他の優秀な講師を担当させなかったのだろうか?」と思った人もいると思います。

たしかに、どこの個別指導塾もなるべく生徒の志望校や学力に見合った講師を担当させようとはします。しかし、講師の勤務のシフトが合わなかったり、その塾に学歴の高い講師が少なかったりして、こういったミスマッチが起きてしまうのです。

 

このように、個別指導塾に通う際には、「講師の専門科目であるか」「講師の学歴は志望校と比べてどうか」を注目する必要があります。

もちろん、個別指導塾の講師が全員良くないと言っているわけではありません。以前、私が働いていた個別指導塾では、講師のおかげで志望校に合格できた生徒を何人も見てきました。

しかし、一部の個別指導塾で上に挙げたようなことが実際に起きているのは確かです。個別指導塾への通塾を考えている人は、講師の実態も頭に入れた上で失敗しない塾選びを行っていきましょう。

受験勉強を始めようと思って、塾・予備校を調べてみてもどこの塾が自分に合っているのかって分からないですよね?

実は、大学受験で第一志望校に合格するためには、どこの塾・予備校に通うかはそこまで重要ではありません。

というのも、100%合格させてくれる塾・予備校などこの世に存在しないからです。

むしろ、その塾・予備校の授業やシステム、スタッフを使ってどれだけ質の高い学習習慣を身に付けられるか合格はかかっています。

私は、過去に大学受験の塾・予備校2社で、生徒に指導を行ってきました。その中で、志望校に合格した生徒は皆例外なく、塾・予備校を使い倒すことで、質の高い学習習慣を身につけている人達でした。

彼らは、塾の自習室に毎日通ったり、分からないところを徹底的に講師に質問したりするなど、塾の費用以上に塾に価値を見出していたのです。

ただ、これは塾・予備校にそういった質の高い学習習慣を身につけられる環境があってこその話になります。

第一志望の大学に合格するためにも、まずはどの塾・予備校でどんな授業、どんなサービスを行っているのかを知ることは重要です。それを頭に入れた上で、ここでなら質の高い学習習慣を身につけられると思える、自分に合った塾を選びましょう。