部活と両立できる塾の選び方

部活 両立 塾

部活をやっている多くの生徒が、部活とうまく両立できる塾を探そうとします。このとき、どういった塾だったら部活もやりながら、塾も両立できるのか悩む人は多いです。

実は、部活とうまく両立しながら通える塾を選ぶには、注目すべき4つのポイントがあります。今回は、部活をしている人が塾選びで失敗しないための4つのポイントを紹介していきます。

自習室はどのくらい空いているか

1つめのポイントは、塾の自習室がどのくらい空いているかを確認することです。塾の自習室において必ず確認しなければいけない点が2つあります。

まず「部活の練習などが終わったあとに、塾に行って自習室を利用できるのか」を確認することです。

自分の学力を伸ばすためには、塾の授業をただ受けているだけでは意味がありません。塾の授業以外で勉強する習慣を身につけて、学力を伸ばす土台を作る必要があります。部活が終わった後に、塾の自習室で勉強することを習慣化してしまえば、学力を伸ばす基礎ができあがるはずです。

かつて、私が高2で予備校に入塾したとき、部活後に自習室で勉強することで勉強を習慣化することができました。私は高校で卓球部に所属しており、部活が19:00に終わったあと、20:00には予備校に着いて自習室で勉強するようにしていました。

もちろん、最初は部活後に塾に行くのは面倒だったのですが、それがだんだんと普通になっていきました。今思うと、最初に頑張って塾に通い続けたことで、部活引退後にすんなりと受験勉強に切り替えられたのだと思います。

次に「自習室はすぐに満席になるのか」を確認することです。

せっかく部活後に塾に行って勉強しようとしても、自習室が満席になっていては、逆に勉強のやる気がなくなってしまいます。その結果、部活後に塾に行かずに家に帰ってしまい、家でリラックスして勉強できなくなってしまうでしょう。

まさしくその典型的な例として、高校の部活で一緒だった友人の話を紹介します。その友人は高2の12月あたりから塾に通っていたのですが、その塾の自習室は3回に1回くらい満員になるような自習室でした。

その友人は、最初はよく部活後に塾の自習室で勉強していたのですが、自習室が満員だったときに勉強のモチベーションが下がってしまうようでした。結局、その友人は受験勉強を本気で取り組むことができず、その友人はすべり止めの大学に進学しました。

このように、部活をやっている人にとって、塾の自習室を使うことは勉強習慣を身につける上で重要になります。自習室を使えるようになるには、部活後に塾の自習室が使えるのか、普段の空席状況はどうなのかを確認する必要があるのです。

平日の部活が終わったあとに授業のコマを入れられるか

試合や練習が多くある部活に所属している人は、平日の部活後に授業の振替られる塾に通った方がいいです。

なぜなら、平日の部活が終わったあとに授業の振替ができないようだと、振替日が決まらず欠席扱いになってしまうからです。もちろん、「土日に授業を振替えるのではダメなのか」と考えた人もいると思います。

しかし、土日に授業を振替えようとすると、急に部活の試合が入ったり、先生との都合が合わなかったりする可能性が高くなります。そのため、平日に授業を振替えられる日があった方が、塾に通いやすくなるのです。

たとえば、運動部でよくあるパターンに、大会前などに急に部活の練習時間が伸びて塾の授業を振替えることがあります。

このとき、土日は大会や練習試合で塾に行けないことが多く、平日の他の日に授業の振替をする必要が出てきます。もし平日に授業を振替えられないと、塾の授業が欠席扱いになってしまうのです。

このように、平日の部活後に授業を振替える余裕があると、塾の授業についていきやすくなります。そうすれば、部活が忙しくて塾が中途半端になることは少なくなるでしょう。

塾の予習・宿題がやりきれる量か

塾の予習・復習の量が部活をやりながらでもやりきれる量か確認しましょう。予習・宿題の量は、塾や担当の先生によっても大きく変わってきます。

塾から指定された予習と宿題がやりきれないようだと、当然ながら目指すべき学力まで伸ばせません。その上、塾の予習や宿題に振り回されて、逆に学力が上がらない可能性もあるのです。

よく見かける生徒のパターンで、部活が忙しいものの、なんとか塾の宿題だけはやってくる人がいます。こういった生徒たちは、部活が忙しくて塾の宿題をこなしきれない人もいる中で、よくがんばっている人たちです。

けれども、ギリギリで塾の宿題をやりきってくる人たちは学力をなかなか伸ばすことができません。なぜなら、塾の宿題を終わらせることに集中してしまって、他のやるべき勉強がおろそかになってしまうからです。

たとえば、塾の英文法の宿題を一生懸命やってきたとしても、英単語をまったく覚えていなかったら、英語の試験では点数が取れません。

しかし、塾の宿題で目いっぱいの生徒は、英単語がおろそかになっていることが多いです。なぜなら、塾の宿題で目いっぱいになってしまうと、宿題を終わらせることが目的化してしまい、他の勉強のやる気が起きなくなってしまうからです。

このように、「塾の予習・宿題の量が部活をやりながらできるものなのか」を見極めることは重要になってきます。塾の予習・復習以外の勉強時間もとれるようにしなければ、塾に通って学力を伸ばすことはできないのです。

塾の他の生徒はどんな部活をやっているのか

最後のポイントは、その塾に通っている人はどんな部活に入っているか確かめることです。塾によって、忙しい部活をやっている人が多いところと、少ないところに分かれてきます。

忙しくない部活や帰宅部の人ばかりの塾では、忙しい部活の人と比べて勉強にたくさん時間をあてられる人が多いです。

忙しい部活に入りながらそのような塾に通うと、どうしても周りと比べて自分が勉強していないように感じてしまいます。そのような差を良い意味でとらえられる人は問題ありませんが、プレッシャーに感じてしまう人がほとんどだと思います。

結果として、部活も嫌になって、勉強もただ辛いだけになるので、塾に通ってマイナスの効果を受けてしまうのです。

実際に、そういった人のよくある事例で、まだ基礎が固まっていないのに、応用問題を解こうとします。周りの人が難しい問題集を使っているのを見て、「早くその問題集を解く段階まで行かなきゃ」と焦ってしまうのです。

結局、基礎が固まっていないので、応用問題は解けるはずもなく、さらに焦ってしまいます。その焦りからまた同じように他の問題集に手を出してしまう負のループに陥ってしまうのです。

逆に、忙しい部活の人が多い塾では、周りも自分と同じような境遇の人ばかりなので、変に焦ることはありません。また、塾の先生も部活で忙しい人ばかり教えているので、部活の忙しい時期に勉強が進まないことには理解があります。

かつて、私が勤めていた予備校では部活で忙しいながら勉強している人が毎年多くいました。そのため、どの部活がどの時期に忙しくなるのか、いつごろ部活を引退するのかといった情報を考慮した上で予備校では指導を行っていました。

たとえば、サッカー部の生徒の場合、夏休み前と10月に引退する2つのパターンがあります。もし10月に部活を引退する予定の生徒であれば、夏休みの勉強時間が少ないことを考えて勉強計画をねらなければいけません。

このように、忙しい部活に所属している人が多い塾では、塾の方も部活をやっている人への対応がしやすく、生徒自身も勉強しやすくなるのです。

 

ここまで紹介してきたように、部活と両立しながら勉強できる塾を探すときに、注目すべき4つのポイントがあります。

  • 自習室はどのくらい空いているのか
  • 平日の授業が終わったあとに授業のコマは入れられるのか
  • 塾の予習・復習がやりきれる量なのか
  • 塾の他の生徒はどんな部活をやっているのか

これらのポイントに気をつけるだけで、部活をやりながら学力を伸ばせる塾を見つけることができます。しかし、部活をやっている人の多くは、これらの4つのポイントを気にすることなく塾を選んでいるように見えます。

高校受験・大学受験が近づいてくると、部活に通いながら塾に行く人は増えてきますが、ただ塾に通うだけでは意味がありません。部活をやりながら、きちんと勉強できる塾に通うことが、志望校合格への一歩となってくるのです。

受験勉強を始めようと思って、塾・予備校を調べてみてもどこの塾が自分に合っているのかって分からないですよね?

実は、大学受験で第一志望校に合格するためには、どこの塾・予備校に通うかはそこまで重要ではありません。

というのも、100%合格させてくれる塾・予備校などこの世に存在しないからです。

むしろ、その塾・予備校の授業やシステム、スタッフを使ってどれだけ質の高い学習習慣を身に付けられるか合格はかかっています。

私は、過去に大学受験の塾・予備校2社で、生徒に指導を行ってきました。その中で、志望校に合格した生徒は皆例外なく、塾・予備校を使い倒すことで、質の高い学習習慣を身につけている人達でした。

彼らは、塾の自習室に毎日通ったり、分からないところを徹底的に講師に質問したりするなど、塾の費用以上に塾に価値を見出していたのです。

ただ、これは塾・予備校にそういった質の高い学習習慣を身につけられる環境があってこその話になります。

第一志望の大学に合格するためにも、まずはどの塾・予備校でどんな授業、どんなサービスを行っているのかを知ることは重要です。それを頭に入れた上で、ここでなら質の高い学習習慣を身につけられると思える、自分に合った塾を選びましょう。